Divinity:Dragon Commander


4XストラテジーとRTSと政治シミュレーターを悪魔合体させた意欲作。
やりたいことは分かる。だがちょっと待ってほしい。これ3つも混ぜる必要あった?
別に議会の意見がどう転ぼうと戦況に影響を及ぼさない内政パート、4Xストラテジーをやらせながら勝率が悪い条件でもドラゴン一発で盤面を引っくり返せるRTS部分。お互いがお互いの足を引っ張り合ってるようにしか感じられない。ゲームバランスはそんな感じなんで途中からは内政問題はもう適当に決めちゃえばいいやと思って、同性愛は法律で禁止するけどキャサリン将軍のレズビアン性癖は肯定するとか矛盾する判断だしまくり。それでも人間関係破綻することなくゲームとしては続いてしまうところにやっぱりモヤモヤしてしまう。


個人的にはRTS部分さえ面白ければ良かったんだけど、テクノロジーが揃ってくるとどんどんゲームが簡単になってしまう。特にボンバーバルーンの対地爆撃能力とインプファイターによる航空支援が優秀すぎて、こいつらをセットで運用して地上兵器の支援させてたら地上戦は大体丸く収まってしまう。まぁ、そのボンバーバルーンをアンロックするまでが長いんだけどね。

結局ストーリーのあるキャンペーンモードを一周したら満足してしまった。
政治ゲームとしては楽しかったけどRTSとしてはちょっとな、といった感じ。