DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記5


【5番の日記はシャネルの5番で】
Lanilor通りの突き当りにあるマンホールから地下に降りると古い神殿跡の遺構がある。そこの突き当りで出会ったのがこの元香水師の幽霊。この街は本当に街中とは思えないほど幽霊に遭遇する。主人公が霊媒体質なのか、戦禍に見舞われて異常事態が発生しているのかよく分からないが、一見して敵なのか味方なのか分かりにくいのが困る。

さて今回のクエストの依頼主であるこの香水師は世界最高の香水の素材を求めてこんなところまでやってきたが、”ありえない花”と呼ばれる最高の香水の素材を見つけることに成功した。だがそれを摘もうとした途端、その花の香りにより死んでしまう。世界最高の香水を作り上げるその目前まで手が届きながら不運にも命を落としてしまった彼は未練が残り幽霊としてこの場に縛られていた。自分の代わりにその花を採取してきて香水に加工してくれる者が現れるのをずっと待っていたのだという。

それを私に依頼してきた。

うん?

その花摘もうとしたら即死したんだよな?

それって私に死ねということでは?


ね?このすぐ真上にあるから!摘んできてくれたら知り合いに香水師知ってるから案内してあげる!お礼はたんまり!

何か気付いたら既にクエスト受注したことになってる…。私うんともすんとも言ってないのに。
会話の肢は既に私が例の花を取りに行くことを前提にした選択肢しか提示されなくなっていた。これは酷い。仕方ないからこのアスレチックパズルに取り組んで最上段の花が咲いている飛び地まで渡っていく。


これ採取したら毒ダメージでも入るんだろうか?と思いながら念のためセーブして採取してみたが何も起きない。うーん、Baldiniが死んだのは花の香りが直接の原因じゃなくて別の要因だった説が浮上する。
花さえ手に入れたらさっと飛び降りてBaldiniに現物を確認してもらうと大層喜ばれて次はこれを街にいるChanelleという薬師の店へ持ち込んで香水にしてきてほしいと依頼される。ここまでの流れを見る限りでは、どうもこれは単純なお使いクエストの類のようで一安心する。


Chanelleの店はLanilor通りのちょうど中央辺りにあってすぐに見つかった。さっそく店主のChanelleに話しかけるとどうやらBaldiniは彼女の叔父に当たる人のようだ。不幸にも彼が命を落とし、彼の幽霊に頼まれてこの花を持参してきた旨。そして出来上がった香水をBaldiniに届ける約束になっていることを説明したら、無料で香水にすることを引き受けてくれた。ただし香水はすぐに出来るわけではないのでまた時間を置いて来てほしいと言われる。

うーん、順調すぎる。順調すぎて怖いくらいだ。
久しぶりに真っ当な人助けのクエストをやった気がする。
このまま何事もなく香水を届けて終了することを願うばかりだ。


香水が出来上がるまでエルフ語の習得のクエストをこなしたりしながら時間を潰す。これでCrow’s Nestへの連絡通路を塞いでいた巨木の傍を通れるようになった。


Chanelle”出来たわ。手古摺ったけど5番目の蒸留で大成功!さぁこの香りを嗅いでみて”

ふーん、そういうことか。


出来上がった香水をBaldiniに届けると香りを嗅いだBaldiniは完成度に感動して、この香水の作成に助力してくれた私に大層感謝をして成仏していった。

最後は簡単なエピローグを挟んで綺麗に着地したこのクエスト。
登場人物の名前や各所に出てくるキーワードで気付くよね。
なかなかオシャレなクエストだったよ、グッジョブ。