第一回目のときの記録はこちら。
たぶん一度記録を取っていたことを忘れていたんだと思う。

使用ホルダー：Merkur34C
尚、評価は5段階により最上位得点を5点とする。

価格………100枚購入時の金額
入手性……店頭、通販問わず日本での入手のし易さ。数値が高いほど簡易に入手できる
肌当たり……数値が高いほど剃り上がり時の肌の痛みがない
満足度……数値が高いほど満足度が高い
耐久性……数値が低いほど捨てたくなる。尚、剃り味とは別物
鋭さ………数値が高いほど少ない力でヒゲを切断できる
滑らかさ…数値が高いほど剃り残しが少ない

　シェービングソープと老舗です。安くて人気が高いですが使い勝手は良くありません。石鹸が堅すぎるのと泡立ちが悪いので、石鹸表面が溶け易くなり持ち出しやすくなるまで、とにかく必死にブラシを捏ね回して何とか泡立てることを強要されます。
私が通常利用しているのはソープイーターとして有名なOmegaシリーズで、このブラシを直接突っ込んでガリガリ削り取るスタイルです。それでここまで削れないとなると相当なものでした。
DrHarrisと比較すると差額1ポンドです。これなら素直にDrHarris買ったほうがマシでした。
100gを1個消化するのに毎日利用して約10ヶ月掛かりました。DrHarrisやEdwin Jaguarが6ヶ月～8ヶ月程度で使い切れるのと比較すると、1ポンドの差はストレスを我慢できるレベルにはありませんでした。
更に言えば、衛生的に10ヶ月も同じソープを使い続けるのは避けたほうがいいと思います。

　Edwin Jaguarはイギリスのシェービングアクセサリーのメーカーです。カミソリからブラシまで一通り生産しており、ついでに石鹸もというわけらしいです。
フレーバーの種類は少なく、1個当たりの量も65gというわけで、他の石鹸メーカーほど力を注いでいないようです。
しかし後発らしく、石鹸の削り取り易さはとても高く、6ヶ月程度で使い切れます。一日に何人もの客の髭を剃る理髪店が使うには心許ないスペックですが、個人で使うなら半年で使い切れる、このくらいの量がベストなのではないかと思います。
個人的には取り回しの良さで非常に好きなんですが、フレーバーの少なさが欠点なのと、日本人はとにかくブランド（ネームバリュー）や創業○○○年とかいう売り文句にや定番メーカーって奴に弱いので、他の老舗石鹸メーカーとは同じ土俵に立っていないようで残念です。

　石鹸としての性能は可も不可もなく。程よい泡立て易さ、泡のきめ細かさ、使い切れる取り回しの良さがバランス良いです。
王室御用達を得ていますが他の石鹸に比べて飛び抜けて値段が高いというわけでもなく、フレーバーも多いため次を買う楽しみもあります。
ただし、他の石鹸もそうですが、フレーバー自体は一週間も使っていると飛びます。石鹸自体は毎日使っていても完全に使い切るまでに約6ヶ月～8ヶ月を要します。
私の場合、泡立てはシェービング・ボウルを使えばホイップクリーム状に出来るので、個人的に重視するのは「石鹸の削り取り易さ」と「泡立てまでに要する手間」です。
そういう意味ではこの商品は非常にバランスが良いので気に入っています。